IARC発表の皮膚ガンのリスクに関する報道について [2009.7.30]

この度、IARC=国際がん研究機関が29日、イギリスの医学雑誌にタンニングマシンにも、喫煙と同じレベルの発ガン性のリスクがあると発表し、それが日本でもニュースとして報道されていますが、白人種と黄色人種の紫外線に対する抵抗力は異なり、日本人はもともと紫外線による皮膚ガンの発症の可能性が低いと言われています。皮膚ガン自体の原因も紫外線以外の要因が多数を占めています。過剰な紫外線を浴びることはリスクを伴いますが、JSTAでは肌質に合った安全な利用方法を推奨し、加盟店に指導しています。

●IARCの見解の根底には、太陽の紫外線には皮膚がんのリスクがあるという考え方があります。
●タンニングマシンは、日光浴の代用(人工日光浴)として開発されたものです。そのため、太陽光線と同様の光線の組成ですが、安全性を高めて作られ、照射時間もコントロールができます。
●肌色の白い人(白人/メラニン色素ができにくい人)が、強い日光を長時間浴びると、皮膚がヤケドして炎症を起こし、それをくり返していると皮膚がんのリスクが生まれます。そのため、肌色の白い人が、強い太陽光線を長時間浴びることは避ける必要があります。日光を浴びる場合は、日光の弱い時間帯に、短い時間、徐々に浴びて肌を慣らしていく必要があります。
●タンニングマシンも同様に、肌色の白い人が長時間浴びると、皮膚を損傷する可能性があります。そのためJSTAでは国際基準のもとに、肌質別の利用方法を規定し、安全なタンニングを推奨しています。
●紫外線と皮膚がんの関係は、イギリスとイギリス系の移民の多いオーストラリアで問題視される傾向が多いようです。その理由は、北ヨーロッパ系の白人の肌はメラニン色素を作る能力が低いために、紫外線に対する防衛能力が弱いという特徴があります。さらに子供は紫外線に対する防衛能力ができていないために、ヤケド日焼けする可能性が高くなります。そのため、毎年、バカンスに出かける前に勧告が発せられるようです。
●一方で、地中海沿岸のラテン系の人々や、日光の豊富な地域に住む人々には、メラニン色素を作る能力が高いために、紫外線を有害と考える人は多くありません。また多くの人々がタンニングマシンを利用しています。
●ちなみにメラニン色素は日光の紫外線のエネルギーを調整するために作られる体の自然な生理反応の一つです。
●今回のIARCの発表の真意は、タンニングマシンも太陽光線と同様に、その使用には注意が必要である…、というものです。
●人間はもちろん、動物も植物も、日光(紫外線を含む)の恩恵を受けて生存しています。IARC, WHOそして一般的な報道では有害説のみがクローズアップされ、必要性について触れられる機会が少ないのは、不思議であり、非常に残念なことです。
●JSTAでは、国際基準に基づいたガイドラインを設定し、会員のタンニング施設並びに、利用者の皆様に安全なタンニングの指導に勤めています。詳細については当サイトの各コンテンツをご覧ください。